努力値の振り方について解説します。

努力値を振る場所

性格補正

努力値振りの前にまず性格補正を決めます。
基本的にはそのポケモンの一番高い種族値が1.1倍使わない方の攻撃が0.9倍になる性格を選べばいいんですがいくつか例外があります。
というか多分例外の方が多いです。

1.最速にする場合

素早さの高いポケモン(大体S102以上のポケモン)は相手より速く動くことを重視して
AやCの方が高い場合でもSを1.1倍にして素早さが一番高くなるようにすることが多いです。

2.最遅にする場合

トリックルーム下を意識したポケモンはSが最も遅くなるようにSの個体値を0にしたうえで素早さが0.9倍になる性格を選ぶことがあります。

3.両刀

効率の観点から攻撃技は物理or特殊どちらか1つに絞ることが多いんですが
物理技、特殊技両方とも使いたいポケモンの場合0.9倍になる場所を攻撃or特防ではなく防御or特防or素早にすることがあります。

4.調整

○○の攻撃を確定耐えやみがわり食べ残しを使う場合等
最終的なステータスから逆算して性格を決めることも多いです。

5.役割から決める

ラッキーやソーナンスやブルンゲル等特殊な性格の決め方をするポケモンもいます。
ラッキーの場合は図太い、ソーナンスは図太いor穏やか、ブルンゲルの場合図太いor冷静、ナットレイなら生意気or勇敢or慎重 のように役割(物理ポケモンを受けにいく等)から決めるポケモンは目的に合わせて性格を選びます。詳しくは後述

努力値振り

高いところ2箇所に振るパターン

最も基本となるパターン
長所となる箇所に努力値を極振り(252振ること)します。

例1:ガブリアス

445

種族値
HP
攻撃
防御
特攻
特防
素早
ガブリアス
108
130
95
85
85
102

ガブリアスは攻撃と素早さが高いので攻撃と素早さに252ずつ振ります。
性格は最速にしたいなら「ようき」スカーフで使う場合等攻撃力を高めたい時は「いじっぱり」ですね。

例2:メタグロス

376

種族値
HP
攻撃
防御
特攻
特防
素早
メタグロス
80
135
130
95
90
70

メタグロスは攻撃が高いので攻撃に252
次に高いのは防御ですが、耐久面に努力値を振る時は防御や特防よりHPに振ることが多いです。

攻撃面の場合攻撃力に影響する数値は攻撃か特攻のどちらかだけですが防御面はHPと防御or特防両方が影響してきます。
そのため、多くのポケモンはHPに振った方が総合的な防御力が上がります。
HP種族値の高いポケモン、例えばドリュウズなんかはH252A252とするよりA252B128D128のような振り方をした方が硬くなりますがこれが有効なケースはほぼないです。
ドリュウズの場合A252S252のような振り方をすることの方が多いですしね。

他の理由としては相手から物理(特殊)攻撃だけを受けるとは限らないというのもあります。
防御に振った方が物理面が硬くなるのは確かなので、防御に振ることが皆無というわけではないのですが、基本はHPに振ります。

選択する

例:スイクン

245 (1)

種族値
HP
攻撃
防御
特攻
特防
素早
スイクン
100
75
115
90
115
85

3か所以上種族値の高い部分があるポケモンはどれに振るかを選べます。
該当するのはスイクン・クレセリア・(メガ)ルカリオ・ゴウカザル・バシャーモ・デオキシス等
例に挙げたスイクンなら性格は図太い(B1.1倍A0.9倍)でHとBに振ることが多いですね。
メガルカリオならSに252振った上で、物理技を使うならAに252、特殊技ならCに252といった感じです。

低いところに振るパターン

例:ラッキー

113

種族値
HP
攻撃
防御
特攻
特防
素早
ラッキー
250
5
33
35
105
50

このパターンはラッキーとハピナスとソーナンスくらいなんですが
ラッキー程Hが高いとHに振ってもほぼ意味がないです。
逆にBに努力値を振ると防御面もかなり硬くなるのでBに性格補正をかけたうえでBに努力値を振ります。
ソーナンスなんかも同様にBとDに252振りすることが多いです。ソーナンスの場合は物理or特殊の硬くしたい方に性格補正をかけます。

タイプ相性から考えて振るパターン

例:ブルンゲル

593

種族値
HP
攻撃
防御
特攻
特防
素早
ブルンゲル
100
60
70
85
105
60

ブルンゲルはDが高いポケモンなんですけど
水・ゴーストというタイプは物理ポケモンの攻撃を受けにいきたいタイプなので物理面に厚く
具体的には性格図太いでHとBに252ずつ振ることが多いです。

調整振り

目的に合わせて努力値を決めていくパターン、上級者向け

例1:トゲキッス

468

種族値
HP
攻撃
防御
特攻
特防
素早
トゲキッス
85
50
95
120
115
80

~ステータス調整例~

性格:ずぶとい
ステータス(努力値):192(252)-63-140(100)-160(152)-135-100

陽気A252ガブリアスのアイアンヘッド2耐えという目的を果たすための型
まずHPに全振りしてガブリアスのアイアンヘッドを耐えるまでBに振って余りはCという感じで考えています。
どこまで振ればアイアンヘッドを2耐えできるのかはダメージ計算機で計算して出しました。

ダメージ計算機

2耐えということは交換読みでアイアンヘッドを撃たれても、もう1回耐えて攻撃することができるということなので、ガブリアスに対しては極めて強くなるように見えますが、実際はそうでもありません。

この型のトゲキッスは攻撃力が低く、マジカルシャインでは相手のD4ガブリアスに対し75.4%~89.6%のダメージしか与えられません。
したがって2耐えできても、相手のHPが満タンなら相手を1発で倒すことはできないため結局やられてしまいます。
※ガブリアスはトゲキッスより速いため次の攻撃は相手の方が先になる。
達人の帯を持ったとしても90.7%~107.6%(37.5%で倒せる)のダメージしか与えられません。
倒せるにしたって37.5%は低い確率ですし、命の珠や拘り眼鏡を持たせるのは折角の高耐久が無駄になってしまいますよね・・・

このように耐久調整には一種の「罠」が潜んでいます。
耐久調整にばかり頭がいってその後の行動にまで頭が回らず耐久調整が無駄になってしまうというのは耐久調整を始めたばかりの頃にありがちです。
例として挙げたトゲキッスも別に弱くはないと思いますけど、オボン込み2耐えみたいに調整すれば無理なくガブリアスのアイアンヘッド2耐えが可能ですし、眼鏡持たせて確1狙いで交代読みされた場合は諦める等々選択肢は他にもありますからね。

耐久調整は便利なことも多いですし機能する場面も多いですが充分検討してください。
私個人としては自分で思いつかないなら細かい調整なんてしない方がいいと思っています。

例2:グライオン

472

種族値
HP
攻撃
防御
特攻
特防
素早
グライオン
75
95
125
45
75
95

~ステータス調整例~

性格:わんぱく(防御1.1倍、特攻0.9倍)
ステータス(努力値):177(212)-115-171(84)-58-95-142(212)

みがわり+ポイズンヒールの効率が最高になるHP8n+1を満たしつつ最速ヒードランを抜き、残りの努力値はBに振って防御を高めるという型
グライオンの特徴である特性:ポイズンヒールを最大限活かした型といえます。
グライオンの場合どこまで抜くのかが悩みどころですが最低でもヒードランは抜いた方がいいです。
グライオンはBの種族値が高いため性格は腕白にした方がステータス合計を高くできます。これはグライオンに限らずほとんどのポケモンにあてはまります。
ただし、腕白だとSに252振っても147にしかならないためS種族値83以上のポケモンを抜きたい場合は性格を陽気にする必要があります。

結局どうすればいいのか?

S種族値100以上か素早さを上げる積み技があるなら迷ったら最速
それでも決められなかったら人に聞くかブログを見てパクりましょう