今回はランダムレーティングバトルで実際に使うパーティーの作り方を考えていきます。

※3値やタイプ相性については分かっていることを前提として進めていきます。
※3値って何?という方は、当ブログのはじめてのポケモン対戦講座準備編その1から順番に読んでみてください。

1.ランダムレーティングの特徴


まずはランダムレーティング(以下ランダムレート)の特徴を考えてみます。
ランダムレートはニコ生の大会や公式大会と大きく違う点があります。
それは、負けてもokという点です。
ニコ生の大会なんかだと規模にもよりますが5~7連勝しないと優勝することはできません。
それに対しランダムレートは一定の勝率さえあれば対戦数を重ねることで1700に到達することができます。

具体的にレート1700はどのくらいの勝率と対戦数があればいいのかというと
2勝1敗の勝率67%程度で50~100戦するとレート1700に到達することができます。

ポケモンにおけるレートとは1500を中心として1500より上なら平均より強い1500より下なら平均より弱いということを表す数字です。
参加者が多くなれば上下の差が広がりますしレベルが高くなればなるほど傑出するのは難しくなります。
身近にあるもので例えるなら模試の偏差値と似ています。
全員が学校などで強制的に受けさせられる参加人数の多い模試は上下の差が大きくなり偏差値を上げるのも比較的容易だけど頭のいい人しか受けない特定の大学専門の模試だと高い偏差値を出すことが難しくなるみたいな感じですね。

具体的なレート変動値Xの計算方法はX=16+(a-b)×0.04となります。
両方ともレート1500だった場合勝った方は16レートが上がり負けた方は16下がります。
aのレートが1600、bのレートが1500だった場合はaが勝てばレートが12上がりbが勝てばレートが20上がります。
まとめると、自分よりレートの高い相手に勝てばレートはたくさん上がり、自分よりレートの低い相手に負けるとレートは多く下がるということになります。

2.ランダムレートで勝つには?


これに関しては正解はありません・・・が、バトレボ時代から散々ランダム対戦をやっていた管理人の中ではいくつかのコツが分かってきました。

・種族値を覚える

ポケモンの種族値を覚えておくことは非常に重要です。
勿論理想は全部のポケモンの全部の種族値を暗記しておくことなんですけど中々難しいですよね。私も多分1割も言えません。 
ただこれにはコツがあります。
それは、普段から常に相手のポケモンの素早さを意識して行動することです。
ようはポケモン育成中の努力値振りやバトルハウスでも相手の素早さはいくつか?を考えながらプレイしていると大体は覚えられます。
素早さの確認は対戦Wikiにある素早さ種族値表が便利です。
あとのHP・攻撃・特攻・防御・特防に関しは攻撃が高く防御が低い・防御が高く特防が低いといった覚え方をするといいです。

XYWiki素早さ種族値表

・いわゆる変態型のポケモンに対する対策は不要


変態型を考慮するあまり無難な型に対する勝率が落ちたら結局トータルの勝率は落ちてしまいます。
例えばスカーフハッサムなんてものに出会ったら諦めましょう。全くいないわけではないですがハッサムにスカーフを持たせるのはハッサムの性能(主に防御面)を著しく損ないます。
そのためほとんどの場合ハッサムはHAをベースにしたステータスで使われているのでそちらの対策をした方が明らかに効率がいいです。
他にも化身ボルトロスの草結び等極端に所持率が低い技に対する対策も不要です。
稀に変態だと思っていた型が流行してしまうことがあるので、そこだけは注意しましょう。

・命中のなるべく高い技を使う


対戦wikiや2ちゃんねるでは「雷では確1で10万ボルトなら確2だから雷を使う」という旨がたまに書かれていますが、そもそも10万ボルトでは倒せない相手というのはそのポケモンで相手をするべきではないのです。
上記のような対面が最後の1匹同士だったら?
それはラス1でその対面にしてしまった方が悪いのです。
なるべく命中の高い技を使ってパーティーを組みましょう。

・なるべく種族値の高いポケモンを使う

ランダムレートで勝ちたいならなるべく種族値の高いポケモンを使いましょう。
好きなポケモンを活躍させたいというのも分かりますが、経験上ランダムで長く一緒に戦ったポケモンには愛着が湧いてきます。
種族値の高いポケモンは上記のような「雷では確1で10万ボルトなら確2」という状況も起こりづらいです。

・相手より速く行動すること、積み技を使いすぎないこと


急所や状態異常(大文字の火傷等)は全てが運ではありません。
相手より速く動いて相手を先に倒すことを心掛ければ、急所や状態異常は減らすことができます。(勿論0にはなりませんが・・・)

・なるべく最後まで勝ち筋を残せるポケモンや技をいれておくこと


例えばガブリアスのすながくれは砂嵐状態なら相手の攻撃を避けることにより常に勝ち筋を残すことができる特性です。
他にはハサミギロチンの一撃必殺技や無限戦法を使うポケモンですね。
シングルではあまり見かけませんが、ダブルとかだと威張るもよく使われています。
ただし、初手から一撃必殺を使うような立ち回りはしないようにしましょう。
「すながくれで全部避ける」なんて考え方も駄目です。

・駄目そうな時や自分が負けそうな泥試合はさっさと降参する


相手がミスをしなければ負けな試合を20分・30分とかけてやるより
「その試合諦めて残りの30分で3回勝てばいいじゃな~い」という考え方の方がレートを伸ばせる気がします。

・先週は勝てたパーティーなのに今週は全然勝てない・・・そんな時はパーティーを変える


相手は人間です、特定のポケモンに弱いということが分かったら当然次は対策をしてきます。
負けが込み始めたら早めにパーティーを変えましょう。
私は
ちなみに、特定の流行に対しての対策をメタゲーム(略してメタ)と呼びます。
流行に対するメタパーティーを常に組み続けることもレートを伸ばす手段の一つです。

次回は私が昔作ったパーティーを元にパーティー作成の手順を具体的に説明していきます。

はじめてのポケモン対戦講座実践編その2~実際にパーティーを組んでみよう!