今回はポケモン対戦における重要な数式であるステータス計算・ダメージ計算の数式を見て
ステータス・ダメージが計算される仕組みを理解しましょう。

ステータスのしくみ

ステータス計算式

各ステータスは次の計算で求められる。
HP
{(種族値×2+個体値+努力値/4)×レベル/100}+10+レベル

攻撃・防御・特攻・特防・素早さ
[{(種族値×2+個体値+努力値/4)×レベル/100}+5]×性格補正

対戦考察wikiより

計算の過程で出る小数点以下は切り捨てになってしまいます。(ポケモンの計算は基本的に切り捨て)
そのため4の倍数に満たない努力値は切り捨てられてしまいます。

具体的には、個体値が偶数の場合努力値を8n、奇数の場合努力値を8n+4にしないと無駄になってしまいます

ただし第六世代では個体値が奇数の場合252以上、偶数の場合248以上の努力値は入らない仕様になったので普通にやる分にはあまり意識しなくてよくなりました。


他に注意したいのは性格補正の部分です。性格補正の1.1倍は最後にかかるので、性格補正をかけたステータスの努力値はたくさん振った方が最終的な数値が高くなります。

ダメージのしくみ

ダメージ計算は便利なツールを作ってくれた方がいるのであまり重要ではありません。
普通にやる分には素直にダメージ計算機を利用させてもらいましょう。

トレーナー天国ダメージ計算機 

ダメージ計算式

((攻撃側のレベル × 2 ÷ 5 + 2)× 技の威力 × 攻撃側の能力値 ÷ 防御側の能力値 ÷ 50 + 2)×(0.85~1.00) 
※小数点以下は計算の度に切捨て
ダメージ計算式の最後にある(0.85~1.00)の部分が所謂乱数になり、0.85~1.00までの0.01刻み16段階で計算されています。 

ダメージ係数

重要になるのがダメージ係数という考え方です。


物理火力の計算式は「攻撃×(技の威力×タイプ補正)×その他の補正」>
小数点以下は計算の度に切り捨て

上の式を補正なしA252ガブリアスの地震に当てはめると下記のようになります。

陽気(補正なし)A252ガブリアスの地震=(補正なしA130族A252振り×100(技の威力)×1.0(性格))×1.5倍(タイプ一致分)=27300

重要なのは(補正なしA130族A252振り×100(技の威力)×1.0(性格))×1.5倍(タイプ一致分)の部分でポケモン対戦に慣れた方はお互いのダメージをこんな風に考えています。

この考え方をすると何が分かるかのか?ですが、マンムーの地震を考えてみてください。
マンムーはA130族の氷・地面タイプなので、マンムーの地震はガブリアスの地震と同じ威力です。
つまり、ガブリアスの地震を耐えられるポケモンはマンムーの地震も耐えられるということが言えるわけです。

このような考え方をしていると、あらかじめしておいた計算と合わせて 
相手のこだわりハチマキ・こだわりメガネの有無や相手が努力値をどれくらい振っていあるのかも分かるようになります。

ダメージ係数はWikiにも載ってますが全部覚えるのはちょっと無理だと思います。
ただ、対戦を積み重ねていくと自然に覚えられるものです。
大事なのは自分がどの程度のダメージを与えられるのか、相手からどのくらいのダメージを受けるのかを常に考えることですね。